知人にお誘いいただいて、コミュニティ界隈のツワモノたちが集結するイベント「よんななコミュニティマネージャー会」に参加してきました。主催は、「シゴト探検家」を肩書きとする高山さんと、よんなな会の発起人、脇さん。ほぼ全員初対面、「はじめまして」から始まるこういう場で、皆さんならどんな自己紹介をされますか?
事務局が、参加者約60名の自己紹介集を受付で配布してくれました。ありがたい。開いてみると、さすが繋がりスキルが高い皆さん、人を惹き付ける発信ばかり。時代が変わったなあと強く実感したことで言うと、ほぼ全員、会社名を書いてない。書いてあることは、「何をやりたい人か、何をやってる人か」ほぼそれだけなんです。
出てくるキーワードは、「若者と政治」「学校づくり」「祭り」「野外映画」「オリンピック」「インキュベーション」「シェアオフィス」「クラウドファウンディング」「ビル運営」「旅するおむすび屋」「次世代鍼灸」「UXデザイン」「オンラインサロン」「防災」「バイオテク&ヘルスケア」「シビックテック」などなど。キーワードの先にある日々の活動を想像するだけで、ご飯3杯は軽くいけちゃう。
会社紹介でなく、職種紹介でもなく
今、私たちが予想するよりも早く既存の会社の「枠組み」が溶け始めている実感があります。働き方も稼ぎ方も、恐らくそこに付随する暮らし方も、これから大きく変わっていく。この日私は、自己紹介を繰り返さざるを得ませんでした。そして、自己紹介が上手い方ほど、短時間の中で実り多い繋がりを拡げていたように思います。自己紹介って、「できなければ誰とも繋がることができない」場所にいくと、自然に磨かれていくのかもしれませんね。会社名や職種名は自身の個性を表現する術にはならない。そんな事実に気付かせてくれた、感謝ばかりの1日となりました。当日繋がってくださった皆さん、これからもよろしくお願いいたします。
「私はこんなことができる人です」。上の写真は、三井不動産様が運営するシェアオフィス「WORKSTYLING」のコミュニティマネージャーの名刺(ご本人の許可をいただきました)です。皆さん、裏に「自分が得意なこと」が書いてある。これ、いいアイデアですよね。何が得意な人かわかると、仕事の相談ができるし、協働もしやすい。
この自己紹介は最高でした。個人的に繋がっている名古屋在住の大学3年生が、自身のFacebookにポストした画像です(同じく許可をいただきました)。題して、「春からインターン先探してますが、私のことを受け入れてくれる企業さんはありますか?」解像度が悪いですが、時間があればぜひ見てみてください。こんなこと、学生だった私は絶対に書けなかった。凄いなあ、未来だなあと(ちなみに、インターン先企業はすぐに見つかった・・というか、頼むからウチで働いてくれという連絡が殺到したそうです。納得です)。
やりたいこととできることを「未来軸」で発信する学生が増えてきます。彼ら彼女らを少し羨ましく思うし、年長者として、その志を多少なりともサポートできれば、とも思います。でも、世代を超えて皆が繋がり、相互に応援し合うためにも、結局は自己紹介なんですよね笑
自己紹介できますか?