西野氏、前田氏、落合氏。新しい世代のオピニオンリーダーたち。今どきの中学生、高校生はとりわけ彼らの発信に触れた方が良いと思うわけです。共通するのは、「既存の価値観、世界観に縛られていないこと」。昭和に生まれ、平成で就職した私の世代は頭の中身がWindows95(失礼)。このOSをアンインストールしたり置き換えたりするのはとってもしんどいし、時間が掛かります。けれども若い世代は違う。その時々で必要な、新しくて共感できる「考え方」と「動き方」をクラウドで取り込めばいい。
この3名は、OSがクラウドで動いています。多分彼らは、昔の価値観に縛られる私たち旧世代(またもや失礼)を「まだWindows95で動いてるの?」という目で見ている。共通するのは、彼らの等身大の言葉とアクションが、次世代に圧倒的な熱量と共感で支持されていること。昔のOSで人生逃げ切りを図ろうとしている皆さん・・・アナタが60代なら何とかなるかもしれません。でも、30、40代なら無理ですよ♡ここは観念して、まずは彼らの言葉に触れようではありませんか。
キングコング西野のステキなところ
「魔法のコンパス」「革命のファンファーレ」。2つの書籍で自身の価値観と言葉を周囲に共有してくれました。本なんて、別に書かなくてもいいわけです。クラウドファウンディングのプロセスも、自身の葛藤も、人によっては内に閉じ込めておいてもおかしくない。それを彼は、大いに外開きして、言葉が生まれるプロセスを発信して、共感してくれる仲間を増やして、アクションの総量を極大化していく道を選んでいる。批判や批評する人も多いけど、それは発信総量がハンパないから。ストレスある状況を自ら創った上で、それでも逃げずに日々言葉とアクションを止めない。私は素直に凄いと思う。まずは「革命のファンファーレ」を読んでみてください。
落合陽一のステキなところ
この人、人間としていびつ過ぎます。でも仕方ないですよね、天才だもん。「日本再興戦略」は本当に素晴らしい本なので、皆さんに読んで欲しい。とりわけ、高校生に。読みやすく理解しやすい言葉で(多分彼は、ここまで簡単に書かないと一般大衆はわからないだろうな、とか考えてると思う笑)、私たち旧世代の価値観を次々と破壊し、蹂躙してくれます。アートとテクノロジーという2つの次世代キーワード。そこにビジョンが備わった落合氏は世界の未来です。私は、彼のような人に経済産業省や総務省をコントロールして欲しい。
前田裕二のステキなところ
8歳で両親と死別。早稲田大学卒業、UBS就職、そして起業。圧倒的なハングリー精神と行動力、やり抜く力と強靱なメンタル。西野はよくわからない、落合は宇宙人と感じる中年ホワイトカラーが最も共感できる対象が前田氏ではないでしょうか。何しろ、学歴も経歴も、Windows95世代が理解できる対象でありながら、圧倒的な結果を出し、かつ、新世代の言葉を紡ぎ出している。彼が、それこそ人生の時間を費やして送り出した書籍、「人生の勝算」。ぜひ読んでみてください。私は震えるほど刺激を受けました。
これからの時代は、恐らく「共感」がとっても大事。自分が共感できなくても、もし、「息子や娘」「部下や後輩」が彼らに共感していたとしたら。そこに、未来のヒントがある気がします。ああ、こうやって書いていたら、明日からまた仕事がしたくなってきた!