星空未来キャンプを終えて

学生と社会人が混じり合い、共に「未来の自分」を語り合う1泊2日のイベント、「星空未来キャンプ」が無事終了しました。弊社を含めた協賛企業4社、共通する狙いは人財の獲得(バイト、インターン含む)。と同時に、学生に伝えたかったメッセージは「周囲の声や”普通”という同調圧力に惑わされず、一度きりの人生、自分らしく生きようよ」ということ。

参加者は20名超。今回のイベントに限らず、フットワーク軽くアクションする学生は女子が多い。場の空気を創るのも変えるのも女子。大袈裟じゃなく、今は女性が世界をリードする時代なのかもしれない。

会場となったのは、埼玉県越生町が保有するキャンプ場、ゆうパークおごせ。2018年4月より、株式会社温泉道場が運営を受託。そもそも自治体に施設管理のノウハウは無いわけで、税金垂れ流しの赤字経営施設は全て、プロの民間事業者に委託するべき。人口減の時代、税収で賄う範囲には限界がある。こうした「健康的な運営放棄」は今後ますます増えていく気がします。

キャンプ場は、自由にテントが立てられるスペースとあわせて、写真のような6人就寝のバンガロー(複数棟)と温泉(会議室付き)が隣接。研修会場としても最適な、実に使い勝手の良い施設でした。

1日目、まずは到着直後から皆でBBQ。ぎこちない独特の緊張感が一気に弛緩し、リラックスした雰囲気に。インスタ映えする会場設営(さすが温泉道場さん!)も相まって、学生の笑顔が弾けます。気持ちの余白は自己開示へのファーストステップ。BBQから始まる構成は大いにアリですね。私は、ひたすら肉を焼いてました。条件反射のように炭火を起こしてしまうのは最早職業病かと。

スイッチを切り替えて、夜の部開始。

2日目のワークショップへ接続するために、協賛企業4社の社長自ら、これまでの起業経緯や学生に伝えたいことをそれぞれの言葉でプレゼンテーション。私含め、面白いくらいにスライドの内容がバラバラで聞いていて楽しかった。ちなみに私は、①キャンパスの外に出て沢山の人と繋がること、②自己紹介できること、の重要性を伝えました。

いわゆる「シューカツ」の説明会において、企業側が学生にビジョンを語ることは多くありません。これは私見ですが、学生を採用する理由はひとえに「未来への投資」なわけで、描きたい未来を発信しない企業は総じてイケてない気がします。過去の仕事、過去のサービスのお守りは我々中高年に任せればよろし。学生には、社会をより良くする、今、世の中にはない仕事を創って欲しい。未来は未来の仕事から産まれると信じたいのです。

 

翌朝、ワークショップ開始。3時間の時間をいただいたので、①自己開示、②自分を3つのキーワードで説明、③オリジナルの肩書きづくり、という構成で設計させていただきました。

自分の特徴を現す3つのキーワードを挙げてみる。これ、皆さんにもオススメです。10個以上書き出した中から、最もしっくりする言葉を3つ残す作業。2つまではすんなり選べる人が多いのですが、3つ揃えるのは案外難しい。こと社会人の場合、キーワードがそのまま自身のキャリアになっていることが多く、学生は「これからも大切にしていきたい」ことが多い。

ワークアズライフ。生きるとは、自分らしさと向き合い続け、幸せになるためのワクワクするプロセス。今日発表してくれたキーワードはいつか、新しい言葉に置き換わるかもしれない。次々と自分を現す言葉が産まれていく過程を、私含め大いに楽しんでいきたいものです。

最後は、参加者全員、オリジナルな自分の肩書きを考えて、皆の前で発表するパート。会社名でもない、職種名でもない、自己紹介が次々と続いていきます。学生と社会人の垣根無く、共感すること、応援したくなることが多い。全ては発信から。自己紹介のレベルが高まると、受信してくれる仲間が増える。そのワクワク感に気付いてくれたとしたら、本望です。

全員の肩書きがコチラ!いつか皆さんの肩書きも教えてください。

未来を語る時、社会人と学生の垣根は無くなります。近くまた、星を眺め火を囲みながら、誰かと未来を語り合いたいです。

写真:吉田芽生

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